今日は絵本を7冊読んだら寝てくれた父っちです!
今回は絵本作家ヨシタケシンスケさんの「ぼくのニセモノをつくるには」という人気絵本をご紹介します。
著者のヨシタケシンスケさんはイラストレーターとしても活躍されている人気絵本作家さんです。
この絵本は、やりたくないことをやってもらうため自分の分身(ニセモノ)になってもらうお手伝いロボットを買うところから始まります。
ロボットに自分の分身になってもらうため「ぼく」の自分らしさを教えないといけないことになり、自分自身のことをどんどん深堀していく自分探ししていくという内容の絵本です。
自分探しというと難しく聞こえますが、ヨシタケシンスケさんの絵と言葉がわかりやすくコミカルでおもしろおかしい内容なのでとても読みやすく小さい子どもでもちゃんと楽しめる絵本になっています。
あと子ども向けの絵本と甘くみてはいけません!
後半は大人でも大事なことをちゃんと伝えてくれているメッセージ性のある内容になっているため是非手にとって最後まで読んでいただきたい一冊です!!
この絵本のいいところ | |
優しさ・友情 | |
道徳・教養 | |
勇気・行動力 | |
想像力 | |
楽しさ・笑い |
知ってるようで知らない自分!!
自分自身を好きでいること、生きていく上でとっても大事なことを教えてくれるすばらしい絵本です!
絵本の概要
- タイトル
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ぼくのニセモノをつくるには
- 著者
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ヨシタケシンスケ
- 想定対象年齢
-
4才以上~
- ページ数
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32ページ
- 出版社
-
ブロンズ新社
- 発売
-
2014年~
- 文字の多さ
-
やや多め
著者のホームページ
絵本の紹介
- ロボットにぼくのニセモノになってもらうため、ぼくのことを教えるお話
- よくわかるようでわからない「自分」について考える、自分探し入門絵本
- 説明するには難しい内容だけど、かわいくてコミカルな絵でとても読みやすい!
ロボットにぼくのニセモノになってもらうにはぼくのことをちゃんとわかってもらわないといけない。
ぼくのことをあれこれ教えていくことで自分のことがどんどんわかってきて、ぼくってこんな人だったんだという風に自分探しをしていく絵本です。
自分探しというとなにかと説明がめんどくさそうなものですが、ヨシタケシンスケさんの絵と言葉のチョイスで軽やかでコミカルに面白おかしくお話にしてくれているのでとてもよみやすく小さい子どもでもちゃんと楽しめるお話になっています。
パパママも大人になるまでに自分自身と向き合ってきた経験が多かれ少なかれあるかと思いますが、この絵本を読んで貰えれば共感するページにたくさん出会えると思います。
ぼくはいろんな悩みや考え事をする子どもだった記憶があるので、自分が子どものときに「自分」と楽しく向き合えるこの絵本を読んでもらいたかったなぁと心から思った一人ですw
自分探しって絵本として難しい題材だと思うのですが、ヨシタケシンスケさんの絵や言葉のチョイスが抜群なので読んでいて子どももパパママも考えさせられるし何より絵本としてとても楽しめる一冊です。
いつか大人になってしまうすべての子どもに読んでもらいたい絵本だなと思っています。
絵本の読み聞かせでコミュニケーションをとろう
絵本を読みながら……
この「ぼく」はこうだけど、ちっちはどうかな?
うーん。よくわからないなー
読み終えて……
「ぼく」はひとりしかいないんだって。
わたしもひとり。パパもママも一人しかいないんだよ
「ぼく」を軸に自分自身について考えていくお話なのでページごとにお子さんにどう思うか聞いてみるのもいいかと思います。
自分自身について小さいうちからパパママとお話できることは教育的にもコミュニケーション的にもとてもいい経験なんじゃないかなと思います。
うちの子みたいに最初は自分の考えなんて言えないかもしれませんが、単純にお話に共感してもらうだけでも十分だと思います。
自分自身っていう大人でもよくわからないものについて親子でコミュニケーションとれること自体を楽しんでもらえればいいんじゃないかなと思います。
どんな人におすすめ?
- いろんなことに興味関心のある子、お話が好きな子
- 子どものことを想うすべてのパパママ
- 大人が読んでも面白い!子どもの時を思い出しながら読んでみてください
全ての人にとって自分自身について考えることは大切なことだけど自分を言語化するのは大人でも難しいと思います。
なので小さい時からこの絵本を通して一番身近なパパママと理解し合えることはとてもいい経験だなぁと読んでいて強く思いました。
特に後半のぼくは一人しかいないというページについて、じぶんの木のおおきさとかはどうでもよくてじぶんの木を気に入っているかどうかがいちばん大事!!という内容は個人的に一番共感した内容でした。
生きていく上で大事なことを教えてくれる絵本ですのでたくさんの子どもとパパママに手に取って読んで貰いたいなと思っています。
関連グッズ・画集のご紹介
ヨシタケシンスケさんのグッズを手に入れてその世界観をさらにたのしんでみましょう!
さいごに
少し前のぼくは子どもとの付き合い方、遊び方に漠然とどうしたらいいか悩んでいました。
同じように悩んでるパパママには子育ての中心に絵本の読み聞かせを取り入れることは、教育的にも親子のコミュニケーションをはかる上でもとてもおすすめです。
なにより今は大人も一緒に楽しめる絵本がたくさんあるのでその魅力を知ってもらいつつ、過酷な子育てライフを楽しんでもらいたいなと思っています!