今日は保育園のお昼寝セットをわすれてしまった父っちです。
今回は「わすれられないおくりもの」という大人でも心に響く感動絵本をご紹介します。
ある日仲間想いでみんなから愛されていたアナグマは死期を悟り、みんなへの想いを手紙に書き残し死んでしまいます。
残されたみんなは悲しみに暮れ、アナグマからもらった数々の知恵や経験、思い出を振り返り、それをシェアすることでその「死」と向き合い乗り越えていくというお話です。
読み進めるごとにアナグマがみんなに向けた優しさを感じ、なぜみんなから愛されていたのか、またみんながどれほどアナグマを愛し、感謝し、その死を悲しんだのかあたたかみある情緒あふれる絵を通して伝わってきます。
「死」と向き合ったお話ですが、その根底には優しさや友情の大切さを伝えてくれるとても素晴らしいお話になっております。
小さいお子さんでも読んで理解したり何かを感じとれるような内容になっていると思いますので、パパママも一緒に読んでやさしさや友情について想いを巡らせてみてください。
この絵本のいいところ | |
優しさ・友情 | |
道徳・教養 | |
勇気・行動力 | |
想像力 | |
楽しさ・笑い |
絵本の概要
- タイトル
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わすれられないおくりもの
- 著者
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スーザン・バーレイ(訳:小川仁央)
- 想定対象年齢
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4才以上~
- ページ数
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26ページ
- 出版社
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評論社
- 発売
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1986年~
- 文字の多さ
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ふつう
絵本の紹介
- みんなから愛されていたアナグマが死んでしまい、アナグマとの想い出を回想しながらその悲しみを乗り越えていくお話
- 死をテーマにしながらもどこか懐かしく優しい絵が友達との友情や心を通わせる大切さを静かに伝えてくれる感動的なお話です。
- アナグマのみんなに対する愛情を知れば知るほど、みんなと同じようにアナグマのことを愛してしまうことでしょう。
子どもは圧倒的に経験の少なさから、死が悲しいものだとは実は意外と知らないんだなと思っています。
そんな子供に身近な人の死がなぜこんなにも悲しいのかということをアナグマとみんなの関係性から真っ直ぐに伝えてくれるこの絵本はとてもいい絵本だと思いました。
いなくなってしまったその人との想い出を語りあうことで、確かに自分の中にその人の存在が今も生きていることに気づきます。
その人から受け取った友情や優しさを思い出すことで悲しみを乗り越えていくこのお話に想いを巡らせてくれることは小さい子どもとっても何か感じるものを伝えられるのではないでしょうか。
自分以外の親や他人に対して心を通わせる大切さを教えてくれるとても素晴らしいお話だと感じました。
どちらかと言えば大人が好みそうなお話なのかもしれないですが、友情や思いやりの本質を表現している絵本だと思いますので、どこまで伝わるかは未知数ですが物心ついた小さいお子さんにも是非読み聞かせしてみてほしい一冊です。
絵本の読み聞かせでコミュニケーションをとろう
カエルは何でアナグマが好きだったのかな?
スケートをやさしく教えてくれたから
おしまい。読んでみてどうだった?
アナグマがみんなにやさしかったね
アナグマとの想い出を友達だったカエルやキツネ、ウサギなどが回想するシーンが描かれているのですがアナグマやほかの登場人物がどう思ったのかなど心情について聞いてみるのもいいかもしれません。
大人でもはっきり答えられるわけではないと思いますが、人の気持ちになって考えてみること、1つの明確な答えがあるわけではない問いに自由に思ったことを話してもらうことはとてもいい経験になるはずです。
どんな人におすすめ?
- 死や友情、優しさなど根本的なテーマの絵本なのでどんな子どもにもおすすめです
- 子どもに友情や思いやり、優しさを伝えたいパパママ
- 大人が読んでも心に響くと思います。大切な人へのプレゼントにもいいと思います。
自分の子どもに対してやさしい子に育ってほしいと願うことは全ての親に共通して言えることなのではないでしょうか。
自分以外の他人に対して優しさや思いやり、関係性のあり方を示してくれるこの絵本は多くの子どもに読み聞かせてもらいたいと思う一冊です。
正直毎日毎日読んであげたいと思うようなお話ではないと思いますが、一か月に数回とか子どもとが友達とけんかしちゃったときや子どもを強くしかりつけてしまったとき、子育てに少し疲れたと思ったときなど、事あるごとにこの絵本を思い出して読み聞かせしてみるとその時々でいろいろ感じ方も違ってくるのかなと思います。
話も素晴らしいのですが、優しさ溢れる愛情こもった絵がとてもいいので大人も読んでいて癒されてしまう絵本なのでとてもおすすめな一冊です。
是非手に取って読んでみてください。
さいごに
少し前のぼくは子どもとの付き合い方、遊び方に漠然とどうしたらいいか悩んでいました。
同じように悩んでるパパママには子育ての中心に絵本の読み聞かせを取り入れることは、教育的にも親子のコミュニケーションをはかる上でもとてもおすすめです。
なにより今は大人も一緒に楽しめる絵本がたくさんあるのでその魅力を知ってもらいつつ、過酷な子育てライフを楽しんでもらいたいなと思っています!