どうも!今日も娘を保育園に無事送り届けた父っちです!
今回は絵本作家junaidaさんの「街どろぼう」という人気絵本をご紹介します。
著者のjunaidaさんは画家であり絵本作家として活躍されています。
この絵本は、山の上で暮らしていた巨人がさみしさのあまり麓の家をこっそり持ち帰ってしまうという絵本ならではのユニークなお話です。
junaidaさんの絵は本当に美しくあたたかみがあって、そのユニークなストーリーに大人でも引き込まれてしまうことでしょう。
ストーリーの結末も個人的には大好きでほっこり心温まる友情のお話になっているためどんなお子さんにも読んであげたくなる絵本だと思います。
また絵本自体のつくり(装丁)も凝っていて表紙から背表紙が布張りだったり絵本では珍しくネイビーの表紙だったりと「モノ」として非常にかっこよく随所にこだわりが感じられコレクター心をくすぐられてしまいます。
そのため、ストーリーや絵のすばらしさといった絵本の魅力はもちろんなのですがインテリアとして自然と家族の目につく場所に飾っておいても楽しめます。
著者の美意識の詰まったとてもいい絵本なので是非手にとって読んでいただきたい一冊になっています。
この絵本のいいところ | |
優しさ・友情 | |
道徳・教養 | |
勇気・行動力 | |
想像力 | |
楽しさ・笑い |
一人だけでもちゃんと分かり合える友情があればそれが一番!!
結末まで読んだらお子さんと一緒に友情や優しさについて語り合ってもらいたいと思うおすすめの絵本です!
絵本の概要
- タイトル
-
街どろぼう
- 著者
-
junaida
- 対象年齢
-
2才以上~
- ページ数
-
31ページ
- 出版社
-
福音館書店
- 発売
-
2021年~
- 文字の多さ
-
少なめ
著者のホームページ
絵本の紹介
- 山の上で暮らしていた巨人がさみしさのあまり麓の家をこっそり持ち帰ってしまう……
- 絵が本当に美しくあたたかみがあって世界観がとってもステキ
- 巨人や登場人物みんなかわいい
ある日の夜、山の上で暮らしていた巨人がさみしさのあまり麓の家をこっそり持ち帰ってしまいます。
持ち帰られた人に友人や親せきも連れてきてほしいと言われてしまい、巨人はまた家を持ち帰り、また家を持ち帰り、最終的には街全部を持ち帰ってしまいます。
さみしさを埋めるため街全部をどろぼうしてしまう巨人ですがその過程でさみしさは埋まるのでしょうか?
さいごまで読んでもらえるとその答えがちゃんとあります。
一人だけでも分かり合える友達がいることのすばらしさ、友達ってなんだろうとか、他人と心通わせることの大切さなど子どもにとっても大人にとっても大事なことが描かれている絵本です。
僕はこういう心あたたまる優しさあふれるお話が好きなので定期的に娘に読んであげるようにしています。
我が家の読み聞かせ
絵本を読みながら……
なんで巨人はさみしいままなんだろうね・・・
うーん…なんでかなー
読み終えて……
ちっちは仲良しのお友達はいる?
保育園にたくさんいるよー!
巨人はなんでさみしいのかな?連れてこられてしまった家の人たちはどう思うかな?など登場人物の気持ちを考えてもらう、他人の立場になって物事を考えるのにいい絵本だなと思います。
また保育園や幼稚園で仲間はずれにされたりケンカしてしまった経験などはどんな子にもあると思いますので、お子さんの経験と照らし合わせて自由に自分のことを話してもらうのもいいかなと思います。
パパママが経験したお話をしてあげるのもいいかなと思います。
僕の場合、家に遊びに来てくれたこともあり娘も顔を知っている友人との楽しかったことや出会いなどをお話したことがあります。
残念ながら特に関心がありそうな感触はありませんでしたが、親が自分の友人のお話することは子どもが友人関係を自分で考える上でなにかしら参考になるんじゃないかなと思ったのでお話してみました。
友情やおもいやり、人間関係がテーマの絵本なのでその時々で経験したこと思っていることをこの絵本をきっかけにして家族で語り合えたらいいですね。
どんな人におすすめ?
- 想像力が豊かな子
- かわいい絵やキャラクターが好きな子
- おこさんに友情やおもいやりを感じてほしいパパママ
自分のお子さんに優しくなってもらいたいと思うのはどんなパパママでも共通の願いなのではないでしょうか。
この絵本を読んだだけで人としての優しさやおもいやりが身につきます!!なんて言えるわけではないですが、考えるきっかけやパパママと話すきっかけには間違いなくなると思います。
子どもだからそんな人間関係のことなんて考えられないとは決して思わないでください。
どんな小さな子どもでも保育園や幼稚園、小学校に行けば自分たちの人間関係がありそれなりに考えたり悩んだりしているはずです。
パパママのことはもちろん、担任の先生や友達のことなど驚くほど観察していて日々いろいろな出来事に一喜一憂しているはずです。
さみしく一人ぼっちだった巨人をきっかけにして、そんなお子さんたちの心の声について話を聞いてみたりパパママのことも話してみてください。
お話を読んでハイ終わりではなくその絵本を一緒に読むことでお子さんといろんな話をできることもいい絵本の条件かなと僕は思っていますのでそういう意味でとてもおすすめの一冊になっています。
関連グッズ・画集のご紹介
junaidaさんの描く絵はとても魅力があり人気があります。
グッズや画集を手に入れてその世界観をさらにたのしみましょう。
さいごに
少し前のぼくは子どもとの付き合い方、遊び方に漠然とどうしたらいいか悩んでいました。
同じように悩んでるパパママには子育ての中心に絵本の読み聞かせを取り入れることは、教育的にも親子のコミュニケーションをはかる上でもとてもおすすめです。
なにより今は大人も一緒に楽しめる絵本がたくさんあるのでその魅力を知ってもらいつつ、過酷な子育てライフを楽しんでもらいたいなと思っています!